5月18日(日)、岩淵水門脇にある荒川下流河川事務所・岩淵出張所の倉庫前にて、第7回となる「あらかわミーティング」(青空会議)が開催されました。
テーマは、「アラサイに代わる新しい愛称を考えよう」。
5月とは思えない汗ばむような晴天のもと、28名のサイクリストが各々の考えてきた「アラサイ」に代わる愛称を披露し、その感想などをディスカッションしました。
サイクリストに、「荒川サイクリングロード」、略して「アラサイ」と呼ばれ親しまれている荒川河川敷の道路ですが、災害時の救助救命活動や緊急物資輸送を目的に整備された「緊急河川敷道路」であり、自転車専用道路ではありません。
過日2014年3月9日に行われた「あらかわマナーアップミーティング2014 『あらかわろう』」のパネルディスカッションでも、荒川河川敷道路を自転車専用道と勘違いしているサイクリストの存在が議論されました。パネラーの一人、日向涼子さんは、「荒川サイクリングロード」ないし「アラサイ」という呼称が誤解を助長している可能性を指摘した上で、「『アラサイ』という呼称をあらため、もっと親しみやすい愛称を募集してはどうか?」という問いかけをされました。
この問いかけが、今回の「あらかわミーティング」実施へとつながっています。
「確かに…」と納得させられるネーミングから、「なるほど!?」と考えさせられるネーミング、思わず「うまいっ!」と膝を打つネーミングまで、さまざまなアイディアが登場する中、複数の出席者より、既に浸透してる「アラサイ」をあえて変更する必要があるのかどうかという疑問提起がありました。
一方で、「アラサイ」という呼称はサイクリストにしか浸透しておらず、新しい愛称は、サイクリストはもちろん、荒川近くの地域住民の皆様にも広く利用していただけるようなものにしたいといった意見まで、幅広い意見交換ができました。
ミーティング終了後は、マナーアップチラシの配布を実施。
堀切橋付近、ミーティングを開催した岩淵水門付近、そして戸田橋付近の3班に分かれて配布したチラシは、約450枚。
チラシを受け取ってくださったサイクリストに、私どもが逆に「頑張ってください!」と励まされる場面も少なからずあり、以前に比べ荒川を利用するサイクリストのマナー意識も向上しているのではないか、と感じさせられました。
今回のテーマ「アラサイに代わる新しい愛称を考えよう」に関しては、拙速に愛称を決定するのではなく、幅広い議論を積み重ねていきたいと考えています。
今後の進捗については、グッド・チャリズム宣言プロジェクトWebサイトや、Facebookページなどで随時発表していきます。