一般社団法人グッド・チャリズム宣言プロジェクトが、警視庁千住警察署より表彰を受け感謝状を頂いた。
警視庁が今回表彰をすることとなった理由は「交通安全活動を積極的に推進し、安全で快適な社会の実現に多大な成果を上げていただいている」という主旨。
具体的には6月6日に千住警察署と国交省荒川下流河川事務所、足立区と合同で実施した「自転車マナーアップキャンペーン」にてその活動を知り、更にサンケイcyclistさんにレポートをご掲載頂いた事をきっかけに、グッド・チャリズム宣言プロジェクトのHPなどから、これまでの実績を踏まえ、自主的にマナーアップやルール順守の啓発活動を継続していることを評価頂いたとの事だ。
表彰式は7月2日に千住警察署にて行われ、何十年も無違反無事故の優良運転者や、タクシー会社、交通安全を積極的に推進した学校や事業者などが、グッド・チャリズム宣言プロジェクトとともに交通功労者として表彰された。
感謝状を受けとった代表理事の韓祐志は「この感謝状はいつも一緒に活動してる仲間全員への表彰です。グッチャリの活動は褒められるためにやっているわけではありませんので、浮かれてはいられません。荒川で起きている自転車の問題を少しでも多くの人に知ってもらい、考え、行動してもらえたらうれしいなと思います。」とコメントした。
表彰式の後、千住警察署長の後藤治久警視にインタビューする機会を頂いた。後藤署長からは、「グッド・チャリズム宣言プロジェクトの活動は、同じ自転車利用者の立場からサイクリストに呼びかけると言う点で、その訴求効果はある意味我々警察も及ばない大変なものがある」「引き続き荒川での交通事故防止に向けた活動を続けて頂きたいが、千住警察署としても、ともに活動して行きたく考えています。自転車という観点での効果的な方法についてアイデアなどもご提案頂きたい」とコメントを頂いた。韓代表理事は「我々はサイクリストへの訴求はできるが、交通安全のためにはクルマのドライバーの意識改革も必要」「車道を走る自転車を煙たがるドライバーが多く困惑している。ママチャリのお母さんを含め、自転車は車両であり車道を走行するものという正しい認識を持ってもらえるようPRに努めて欲しい」と要望した。
また、自転車とクルマそして歩行者の事故防止、安全のためにどのような事が重要かとの質問に対し、「交通事故のない安全安心な街が究極の目標です。そのために我々警察の活動のみならず、一人ひとりが交通ルールの遵守とマナーの実践を習慣にして頂くことが不可欠」「今回の改正道交法施行をきっかけに、自転車安全利用5則の内容を良く理解し、なによりも実践して頂く事が重要だと思います」と述べられた。後藤署長は大変好意的かつポジティブにご対応下さり最後に、交通事故撲滅を目指し互いに頑張りましょうと誓い合った。