堀切橋近辺でのマナーアップ活動は右岸の隅田水門付近で行うことが多かったのですが、今回初めて左岸で実施されました。堀切橋から上流に進んだ綾瀬水門付近がこの日の活動場所。国土交通省荒川下流河川事務所の呼び掛けに、地域を管轄する葛飾区役所、葛飾警察署からそれぞれ3人、一般社団法人グッド・チャリズム宣言プロジェクト(以下=グッチャリ)からも3名が参加。総勢13名でマナーアップ活動を行ないました。

昨年11月23日の雨天延期で行われた今回、2月という厳寒期に実施するのが良かったかどうかはさておき、週内単独の祭日、そして朝は雪が降るかもというネガティブな天気予報も追い打ちをかけたか、河川敷道路を走る人は極めて少ない印象。10時~11時の1時間の間に配布したチラシの枚数は30枚ほど。マナーアップ活動史上最少だったのではと思うほど静かな活動の一日になりました。

下流からZ型スロープを走り降りる利用者に、上流から長い直線を走り寄ってくる利用者に停止を呼びかけたのですが、場所のロケーションがよかったか、ほとんどの方が停止して話を聞いて下さいました。いつものマナーアップの時に見られる強行突破や迂回をする利用者が少なかったのは我々のストレスにならず良かったところでもあります。

河川敷道路をよく走られる小径車に乗った男性から「ペダルを漕がずにとんでもないスピードで自走している輩がいる。あれじゃ原付と同じだよ」と強い口調で話される意見が聞かれました。自転車の不法改造車による走行でしょうか、そういう利用者もいることは懸念しなければなりません。

また、ママチャリに乗ったご年配の男性からは「ヘルメットは絶対かぶらなきゃいけなくなるんだっけ?」という話が。近々4月から施行される “自転車に乗る人すべてにヘルメット着用の努力義務化” のことに触れ、関心を持つ方がいらっしゃっることを確認できたのも良いことでした。

※自転車ヘルメットの着用についてはこちらをご参考下さい。
道路交通法 第63条の11 ※令和5年4月1日改訂
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/helmet.html

これにて荒川マナーアップ活動はしばらくお休み。次回は今秋に予定されますが、活動が行われなくても河川敷利用者の互譲の精神が育まれていくことを願ってやみません。みんなが安心して利用できる荒川に、我々サイクリストはこれからも「心に、ライセンスを」持って走りましょう。