監事の上野です。今週のつぶやきです。
 
 

道の駅にも自転車⁈

 
道の駅の人気が相変わらず高い。県外移動の自粛を求められている地方のほうが、より顕著である。地元の新しい道の駅や、同じ県内でありながら、行ったことがない道の駅に行く人が増えているという。地元再発見というところである。
 
そもそも道の駅とは、ドライバーが事故を起こさないように休憩したり、通行止めの情報を告知したり、トイレに行ったりというのが基本的な機能。そこに地元産品の販売を行う施設が併設されているというのが一般的なスタイルになっている。ただ、その駅の数は今や1193駅とかなり増えている。その分、特長を打ち出さないとすぐに飽きられてしまう。新しい自動車専用道路ができたりするとそれまでの交通量が減り、売り上げが減少してしまうところも出ている。特に新直轄といわれる新しい国道ができると、サービスエリア代わりに道の駅を作るケースが多く、昔からの道の駅にとっては存亡の危機である。
 
そのような中、自転車(サイクリスト)の誘客を見込んで自転車対応をする道の駅も増えている。サイクルスタンドが置いてあるのでわかりやすい。道の駅へ車で立ち寄った時、自転車で来ればよかったな。。。なんて思ったりする。しかし、そこまで車で来て、車を置きっぱなしにして、自転車で周辺散策、なんていうことは道の駅にとって迷惑だったりもする。
駐車場を休憩以外で使用することになるからだ。
 
とはいえ道の駅側も自転車で盛り上げを作れればよいのでは、と期待しているところも多々ある。そのためには何を用意すればよいのか?サイクリストは何を求めているのか?対応をどうすればよいかを模索している。あの、自転車で有名なしまなみ海道の道の駅もほんの数年前まではサイクリストの受け入れのためのシンポジウムを開催していたほどだ。弊プロジェクトの理事も招聘された実績がある。
 
我々サイクリストとしては、道の駅でサイクリスト対応が充実するとますます活動範囲が広がるのでうれしい限りである。同時にサイクリストの道の駅利用マナーも向上するだろう。サイクルスタンドのある道の駅へ立ち寄ったら、駅で働く人と会話してサイクリストのニーズを伝えてよりサイクリストびいきの道の駅を作っていきたいと思う。
 
 
 


 
監事:上野暢彦