理事の眞田です。今回はタイムリーなお話です。
東京パラリンピックが8月24日(火)に開幕しました。テレビなどでパラリンピアンの紹介が増え、大会の回を重ねるごとに注目度はうなぎ上りです。今回はパラリンピックの「自転車競技」の種類や種目、障がいによる分類などについて解説します。
まず競技自体は
①「トラック」(8/25〜28 伊豆ベロドローム)と
②「ロード」 (8/31〜9/3 富士スピードウェイ)に大別されます。
①屋内の周回路を走る「トラック」には
「パーシュート(C・B)」「タイムトライアル(C・B)」「チームスプリント(C)」の3種目
②屋外の舗装路を走る「ロード」には
「タイムトライアル(C・H・T・B)」「ロードレース(C・H・T・B)」「チームリレー(H)」の3種目があります。
これに「障がいの内容」によって4つに分けられ、
さらに「障がいの程度(数字が小さいほど重度)」でクラスが分けられます。
「 C 1〜5 通常の二輪自転車 → 切断、麻痺などの四肢障がい」
「 H 1〜5 手こぎ自転車 → 切断、麻痺などの下肢に重度の障がい」
「 T 1〜2 三輪自転車 → 体幹に障害のある重度の麻痺」
「 B 二人乗り自転車 → 視覚障がい」
※「C」=サイクル、「H」=ハンド、「T」=トライシクル、「B」=ブラインドの頭文字ととらえると覚えやすいです。
そして男女の別まであるので、トラック17、ロード34、合計で51もの種目があり、それぞれに金銀銅、実に153人ものメダリストが誕生します。
日本でもメダルの獲得が期待できる有力選手がいます。
藤田征樹(ふじたまさき)選手→C3
川本翔大(かわもとしょうた)選手→C2
杉浦佳子(すぎうらけいこ)選手→C3
藤井美穂(ふじいみほ)選手→C2
ぜひ連日観戦して日本選手はもちろん、すべての選手に熱いエールを送りましょう。
この自転車競技をより詳しく説明している「公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会」の競技ガイドをご紹介します。こちらも合わせてご覧ください。
https://www.jsad.or.jp/about/referenceroom_data/competition-guide_13.pdf
最後に、我々グッチャリ理事もオリンピックの時と同じく、「ロード」の大会競技ボランティアの活動をして参ります。
理事:眞田 耕成