2023年11月25日(土)、前日までのポカポカ陽気が夜の間に一気に気温が下がり、朝から冷たい北風が吹く中、板橋区の荒川河川敷道路におけるマナーアップキャンペーンが右岸・笹目橋付近で行われた。 主催の国交省荒川下流事務所をはじめ、板橋区役所、高島平警察所、高島平交通少年団が参加、グッチャリからは2名が参加した。

9時45分頃、参加団体が全員揃ったので早めにスタート。
今日は寒いのでサイクリストも少ないだろうと予想していたが、少し暖かくなった後半にかけて思いのほか頻繁に自転車が往来し、グッチャリのチラシは今回持参した枚数(84枚)を配り切った。
荒川を行き交うサイクリストも減るこの季節、1時間の活動なので数十枚あれば足りるだろうと補充しなかった予想が甘かったのだが、グッチャリ以外のチラシ(国交省、警察等)のみを渡した方も何人かいたので、もう少し多く持っていれば100枚近く配布できたのではないかと悔やまれる。
また、この季節はもらったチラシをポケット等にしまうために手袋を外さねばならず、受け取りを遠慮される方も何人かいらっしゃったし、高島平警察署は毎回、交通少年団と合同で豪華自転車グッズ?(今回はダイヤル式のキーロック)を配布するのだが、「入れるところがない」と残念そうに諦める方も多かったので、実際はさらに多くの人に話を聞いてもらえたと思う。
ゴミの問題もあるので検討が必要だが、何か小さな袋のようなものにまとめて入れて渡してあげれば、とりあえずハンドルに掛けておき、休憩時など落ち着いたときにポケットやバッグにしまうなどできるのではないかと思った。

サイクリストたちは、概ね停まって話を聞いてくださる方が多いのだけれど、そういう方たちはおそらく言われなくても走行マナーもきちんとされているはず。
徐行しながら「停まりたくない」と意思表示して行く人はまだしも、中には速度を緩めることもなく駆け抜けるサイクリストも毎回一定の割合でいるので、そういう人たちに荒川での自転車ルール&マナーを伝えるためにどうすればよいのか?永遠の課題である。
昨年改訂された新しい荒川下流河川敷利用ルールでは、マナーとして「周辺に歩行者がいるときは歩行者を優先して徐行しましょう」と具体的な文言になっている
無理にはお停めしないが、人がいるところだけで良いのでいつでも停まれるスピードで走るようにしていただきたい。

中には「広がって走っているランナーをなんとかしろ」、「ここじゃなくて一般道でやれ」という、この活動とは次元は違うが、ごもっともなご意見もいただいた。
終礼時の荒川下流河川事務所からの「自転車だけでなくランナーやすべての人に荒川のマナーを訴えていきたい」という言葉が印象的であった。

※改めて、荒川下流河川敷利用ルールはこちら
https://www.ktr.mlit.go.jp/arage/arage00138.html

文責:理事 黒木