不定期で理事のつぶやきをお送りしています。
今回は私、黒木の仲間も携わっている、ヒルクライムの聖地「乗鞍」での取り組みについてご紹介します。

長野と岐阜の県境にそびえる3026mの名峰、乗鞍岳。
実は私は上ったことがないのですが、自転車乗りには「ノリクライム」でお馴染み、毎年8月に乗鞍ヒルクライム(マウンテンサイクリングin乗鞍 ※2020、2021年は中止)が開催されている、あの乗鞍です。
その中腹、標高2100mの乗鞍エコーライン沿いに建つ、昭和6年創業の山小屋「冷泉小屋」。
約15年間閉じていたこの小屋を改装し、登山者や自転車乗りだけでなく「登る人も登らない人も楽しめる場所」として再生しようと取り組んでいる人たちがいます。
きっかけは、現オーナーが、今は乗鞍の麓で旅館を営む前オーナーから歴史ある小屋を後世に残したいという想いをうかがったことから。
この山小屋を持続可能な今の時代にフィットした形でアップデートしたい!
せっかくなら新しい風を取り込みながら再生したい!
クラウドファンディングや投資ファンディングで資金を調達しながら、コロナ禍でのオンラインイベントを通じて賛同者を集め、ときにはオーナー自らDIYで工事を進め、単に登山者やサイクリストが通過するだけではない誰もが楽しめる山小屋のオープンを目指しておられます。

走る自転車ジャーナリスト、ハシケンさんも携わる「自転車」をはじめ、「登山」「お風呂」「エネルギー」「お酒と食」の5つのチームごとに企画から実践までそれぞれのメンバーがコミュニケーションをとりながら一緒に進めることで、冷泉小屋を魅力的なものに成長させていく仕組みで、休憩の場、お腹を満たす場、交流の場、宿泊の場、働く場としての山小屋の再生に様々な方たちが取り組んでいます。

乗鞍ヒルクライム聖地プロジェクト

自転車でいえば、例えば、冷泉小屋の前は以前はドライブインの駐車場でしたが、そこに自転車ラックやベンチを置く、路面を整備するなど「居心地の良い休憩スペース」をサイクリストの意見を聞きながら作っていきたいとのことです。
また、先日は東京の有志メンバーが、サイクリストが安心してノリクライムできるよう、有志でエコーラインの三本滝から畳平までの下り側にある落ち葉を掃きながら、道路の痛み具合等をチェックされました。
箒とちりとりを背負って自転車で上っているといろんな人から声をかけられたそうです。
乗鞍のサイクリストが周囲から理解され愛されるように、冷泉小屋を活動拠点としてこのような活動も行っていきたいとのことです。

エコーラインは今月末で冬季閉鎖となり、小屋の再生工事も来年に持ち越すことになります。
長いプロジェクトになりますが、我々としては、乗鞍の新しい「サイクルスポット」としてのこの冷泉小屋の再生、そして、サイクリスト仲間の活動である乗鞍ヒルクライム聖地プロジェクトに注目していきたいと思います。
詳細については下記URLから各サイトをのぞいてみてください。
冷泉小屋再生のクラウドファウンディング募集期間はすでに終了しており、私も個人的に僅かながらご協力させていただきましたが、乗鞍が好き!手伝いたい!協力したい!という人は歓迎してもらえるはずですので、ご興味ある方は、ぜひ黒木までご連絡ください。

冷泉小屋再生プロジェクト
HP|http://reisenhutte.mystrikingly.com/
FB|https://www.facebook.com/ReisenHutte
IG|https://www.instagram.com/reisen_hutte
TW|https://twitter.com/NORIKURA_Reisen

乗鞍ヒルクライム聖地プロジェクト
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